音が命!編集に必須のモニタースピーカー&ヘッドホンの選び方【2025年版】

未分類

動画編集・音楽制作を行う上で、**映像と同じくらい大切なのが“音”**です。
「映像は綺麗でも、音ズレやノイズでクオリティが台無しに…」という経験をした方も多いのではないでしょうか。

この記事では、音響環境を整えるためのモニタースピーカー&ヘッドホンの選び方を、
音楽制作40年の筆者の視点から、初心者にもわかりやすく解説します。


1. なぜ“フラットな音”が大切なのか?

編集において重要なのは「盛られた音」ではなく、素の音が忠実に再生される環境です。

■ よくあるNG例:

  • 重低音が強すぎて他の音が埋もれる
  • 高音が強調されて実際よりキツく聞こえる
  • Bluetoothイヤホンでの遅延に気づかず、映像とズレが生じる

✔ 結論:

“原音に忠実=フラット”な音で聴ける機材が、編集ミスを防ぎます。


2. 編集者が選ぶべきモニターヘッドホン【3選】

① SONY MDR-CD900ST

  • プロの音楽制作現場でも定番
  • 抜群の定位感とフラットな再生
  • イヤーパッドが劣化しやすいが、交換可能

ポイント: 音声・ナレーションの聞き取り精度が非常に高い


② audio-technica ATH-M50x

  • 低音〜高音までバランス良く再生
  • 密閉型で音漏れしにくい
  • ケーブル脱着式で取り回しが便利

③ SHURE SRH840A

  • モニター用途に特化した設計
  • 長時間装着しても疲れにくい
  • 折りたたみ可で持ち運び◎

3. 編集におすすめのモニタースピーカー【2選】

① YAMAHA HS5

  • 中域〜高域の再現性が高く、音像が明瞭
  • 小型スタジオにも設置しやすいサイズ感
  • ローエンドは少なめだが、解像度重視に最適

② JBL 305P MkII

  • ワイドな音場とパワフルな再生
  • セッティング次第で低音の存在感も出せる
  • 初心者にも扱いやすいコスパ機

4. Bluetoothで編集はNG?遅延の落とし穴

Bluetoothヘッドホンは便利ですが、編集作業には不向きな理由があります。

  • 音の**遅延(レイテンシー)**が発生するため、映像とズレる
  • 圧縮音源のため、音質が変化する可能性がある
  • 選曲やチェックにはOKでも、編集には不安定

✔ 解決策:

USBオーディオインターフェース経由で有線接続するのがベスト。


5. クリエイター視点での「リアルな導入例」

筆者のセットアップ(2025年現在):

  • モニターヘッドホン:SONY MDR-CD900ST
  • スピーカー:YAMAHA HS5(+防振スタンド)
  • 接続:MOTU M2(USB-CオーディオI/F)

理由:
音楽制作歴40年の中で、最も信頼性が高く“聴き疲れしない”組み合わせ。


著者情報

中丸 菊一
DTM/動画編集歴40年以上。プロ仕様の音響環境を多数設計し、テレビ局や教育動画でも採用。ブログ「MARUYA328」では、初心者〜中級者向けに音と編集環境を徹底解説中。

コメント

Translate »