「動画編集にはどんなパソコンが必要なのか?」
「スマホでも編集できるって聞いたけど、どこまで対応できるの?」
これから編集環境を整えようとしている人が一度は悩む、機材選びの基本とおすすめ機種を、初心者にもわかりやすくまとめました。
1. 動画編集に必要なPCスペックとは?
動画編集では、見た目以上にハードウェアの性能が重要です。とくにチェックすべき3つの項目はこちら。
✅ CPU(処理速度の心臓部)
- 最低ライン:Intel Core i5 第10世代以上 or Ryzen 5 5600X以上
- 快適に動作させるには:Core i7 第12世代以上/Ryzen 7 7000番台以上推奨
✅ メモリ(RAM)
- フルHD編集:16GB以上
- 4K編集・エフェクト使用:32GB以上が理想
✅ GPU(グラフィック処理)
- NVIDIA GTX 1660以上
- RTX 3060/4060クラスがあれば4K編集も快適
- 内蔵GPU(Intel Irisなど)は負荷が高く、エフェクト処理では力不足
2. Mac vs Windows 編集に向いているのは?
✅ Macの特徴:
- Final Cut Pro/iMovieがスムーズに動作
- M1・M2チップ以降のMacBook Air/Proは編集耐性が高い
- 安定性重視・UIが直感的・カラー調整が得意
おすすめ機種:
- MacBook Air M2(軽め編集)
- MacBook Pro M2 Pro/Max(本格編集)
✅ Windowsの特徴:
- Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveとの相性◎
- カスタマイズ性・拡張性に優れ、メモリやGPUの増設が可能
- ゲーミングPCが編集PCとしても強力
おすすめ機種:
- HP ENVY/OMEN、mouse DAIVシリーズ、GALLERIAなど
3. スマホ・タブレットでも編集できる?【モバイル派向け】
スマホでも高性能機種であれば、ショート動画・簡単な編集は十分可能です。
ただし、本格的なカット・合成・4K書き出しにはスペックとアプリの制限が出てきます。
✅ スマホで編集するなら:
- SoC:Snapdragon 8 Gen 2以上(またはA15 Bionic以上)
- RAM:8GB以上
- ストレージ:最低256GB(動画ファイル容量が大きいため)
おすすめ機種:
- Galaxy S23/S24 Ultra
- iPhone 14 Pro/15シリーズ
- ASUS ROG Phone(編集にも対応するゲーミングスマホ)
✅ タブレットなら:
- iPad Pro M2チップ搭載モデル
- Galaxy Tab S9+(Snapdragon 8 Gen 2)
利点: 画面が大きく、タッチ操作で編集が直感的。LumaFusionやCapCutなどが快適に動作。
4. 価格帯別|おすすめ機種まとめ
価格帯 | おすすめ機種 | 特徴 |
---|---|---|
~10万円 | 中古MacBook Air M1/mouse F5 | 軽い編集に最適 |
10~20万円 | MacBook Air M2/GALLERIA RM5C | 初級〜中級者に◎ |
20万円以上 | MacBook Pro M2 Pro/RTX4060搭載ゲーミングPC | 4K編集も快適 |
モバイル派 | Galaxy S24 Ultra/iPhone 15 Pro | SNS動画に最適化 |
5. 選び方のポイントまとめ
- 動画の解像度・尺に応じてマシンスペックは変わる
- 今後4K以上の編集を目指すなら**“先を見越して”スペック選び**が重要
- モバイル編集も可能だが、安定性・拡張性はPCに軍配
著者情報
中丸 菊一
編集歴40年。映像制作やBGM作曲を軸に、テレビ局から個人YouTuberまで幅広くサポート。
「MARUYA328」では、初心者にもわかりやすい編集環境の整え方とPC選びを指南。
コメント