YouTube・TikTok・Instagram…どんなSNS動画でも、**最初に判断されるのは“タイトル”**です。
実際に、動画の再生数の約8割は「タイトルで決まる」といっても過言ではありません。
この記事では、動画SEO+クリック率(CTR)を意識した“伸びるタイトル”の作り方を、具体的に解説します。
視聴者の心を動かす“言葉選びの裏側”を、プロの視点でお届けします。
1. タイトル=SEOと心理トリガーのバランスが命
良いタイトルには2つの要素があります:
- 検索されやすいワード(=SEO)
- 視聴者の感情を揺さぶる構成(=心理トリガー)
この両方が揃って初めて「アルゴリズム」と「人間」の両方に刺さる動画タイトルになります。
2. 数字を入れるとクリック率が跳ねる
数字は視覚的に目立つだけでなく、「具体性」や「信頼感」を与える強力な武器です。
有効な数字パターン:
- 時間軸型:「たった5秒で~」「3分でわかる~」
- ステップ型:「3つのコツ」「5段階で解説」
- 比較型:「〇%の人が知らない」「再生数が◯倍になる方法」
👉 特に「奇数」はインパクトが強く、バズりやすい傾向あり(例:3・5・7)
3. 「自分語り」より「視聴者の悩み」を代弁せよ
NG:「僕が使ってよかった動画編集ソフト」
OK:「初心者が最初に選ぶべき動画編集ソフトはこれ」
視聴者は自分の課題を解決したいだけで、あなたのストーリーには興味がない(最初は)。
タイトルには、「視聴者が検索しそうな言葉」と「悩みの代弁」を入れることが鉄則です。
4. ネガティブ系 vs ワクワク系|タイトルの使い分け
ネガティブ系(不安や失敗をあおる)
- 「絶対にやってはいけない〇〇」
- 「これを知らずに始めると損します」
→ 注意喚起・チェックリスト・失敗談系に効果的。保存率・クリック率が高い。
ワクワク系(期待と興味を煽る)
- 「最短で〇〇を成功させる方法」
- 「誰でもできる“神編集術”」
→ ノウハウ・裏技・新情報系に最適。拡散されやすい傾向あり。
5. 伸びるタイトルの構成フォーマット【テンプレ付き】
タイトル構成パターン | 例 |
---|---|
【数字】+課題+解決 | 「3分でできる!ショート動画の編集術」 |
NG体験+解決策 | 「失敗したくない人のための〇〇講座」 |
質問形でひきつける | 「なぜこのBGMが一番使われるのか?」 |
○○だけで〜型 | 「テロップだけで印象が3倍変わる方法」 |
6. 動画SEOの視点で“タイトル”を最適化する
- メインキーワードは左寄せで入れる(例:「動画編集 初心者におすすめ」)
- 30〜40文字以内で情報を詰めすぎない
- サムネとタイトルの一貫性を保つ
👉 タイトルだけで“全部言わない”。続きを見たくなる余白が重要!
著者情報
中丸 菊一
YouTube・ショート動画戦略歴40年。数千本以上のタイトルを最適化し、検索上位・再生数10万超を実現。ブログ「MARUYA328」にて、再生される言葉選びの技術を公開中。
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