いくら内容の良い動画でも、「投稿するタイミング」が悪いと伸びません。
実は、アルゴリズムの性質とユーザーの行動パターンを理解すれば、“バズりやすい投稿時間”はある程度決まっているのです。
この記事では、YouTube・TikTok・Instagramの主要SNSごとに、再生回数が増えやすい時間帯と曜日をデータと経験則に基づいて徹底解説します。
1. TikTok|夜9時〜11時が鉄板!“スクロール習慣”に刺さる
TikTokでは、**視聴のピークが「夜のリラックスタイム」**に集中します。
特に平日の21:00〜23:00は、仕事や学校から帰宅後にベッドで見る人が多く、最もバズが起きやすい時間帯です。
おすすめ投稿時間(TikTok):
曜日 | 時間帯 |
---|---|
平日 | 21:00〜23:00(鉄板)/12:00前後(昼休み狙い) |
週末 | 10:00〜12:00(午前のんびり層)/21:00〜23:00 |
ポイント: 投稿後30分以内の反応が拡散力を決めるため、視聴者の“集中時間”に合わせるのがカギ。
2. YouTube|「金曜夜」が最強!?“先取り視聴”の傾向あり
YouTubeはTikTokと違って、じっくり見るユーザーが多いプラットフォームです。
特に「金曜の夜」は、週末に向けて**“あとで見たい”と保存される確率が高く、再生維持にもつながります。**
おすすめ投稿タイミング(YouTube):
曜日 | 時間帯 | 理由 |
---|---|---|
金曜 | 18:00〜21:00 | 週末モードの入り口。保存+再生の両効果 |
土曜 | 10:00〜12:00 | 視聴時間が確保されやすい午前中 |
日曜 | 19:00〜21:00 | 翌日の準備前の“くつろぎ視聴”が多い |
NGタイミング:
- 日曜午前(家事や外出が多く、視聴が分散)
- 平日午前(再生されても拡散が弱い)
3. Instagramリール|「平日ランチタイム」に攻めると強い
Instagramは“ながら見”が多いため、手が空く時間=見られる時間です。
特に平日の12:00〜13:00は、リールの再生・保存・シェアが一気に増える時間帯として注目されています。
おすすめ投稿時間(Instagram):
- 月〜金:12:00〜13:00(ランチ中)
- 金・土:20:00〜22:00(お風呂・就寝前の閲覧時間)
ポイント:
- 企業PRや教育系、短いTips系は昼の集中力が高いタイミングが最適
- 土日の朝よりも**“金曜夜と平日昼”に集中したほうが伸びやすい**
4. 各プラットフォーム別「投稿タイミング戦略」まとめ
プラットフォーム | ベスト曜日 | ベスト時間帯 | 理由 |
---|---|---|---|
TikTok | 火〜金 | 21:00〜23:00 | 通勤・就寝前のスクロール時間 |
YouTube | 金・土・日 | 金曜18:00〜/土曜10:00〜 | “週末見る用”の先取り視聴文化 |
月〜金 | 12:00〜13:00 | ランチ休憩中に“ながら見”が多い |
5. 注意点:アルゴリズムの反映タイミングにも注目
投稿直後だけでなく、6〜12時間後に“爆発的に再生が伸びる”パターンもあります。
これは、初期のCTRや再生完了率が一定を超えると、アルゴリズムが拡散をかける仕様によるもの。
そのため、**“再生が少ない=失敗”ではなく、「数時間単位で評価が動く」**ことを前提に、分析していきましょう。
著者情報
中丸 菊一
SNS動画分析歴40年。再生回数が伸びる要因を「時間軸・行動心理・アルゴリズム分析」から逆算し、実践的な改善アドバイスを提供。ブログ「MARUYA328」で多数の再生改善事例を発信中。
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