YouTube Shortsを投稿しても再生されない。
その原因は「中身」ではなく、**“入り口”であるサムネイルとタイトル”**にあるかもしれません。
この記事では、クリック率(CTR)を劇的に上げるためのショート動画向けサムネ戦略とタイトル作成の原則を、具体的に解説します。
1. Shortsは「視聴前に選ばれる」時代に突入
Shortsは自動再生だけでなく、ショーツタブ・フィード・検索結果など、タップ前提の露出も増加。
そのため、「目を引くタイトル+画面で伝えるサムネ」がCTRに直結します。
2. クリックされるサムネ戦略【5つの要素】
① 視線誘導レイアウト
- 人物の目線→テキスト方向に誘導すると視認率アップ
- 右下に「気になる一言」を配置すると押されやすい
② 余白とコントラスト
- 情報を詰めすぎない
- 暗背景+明朝 or 白背景+極太ゴシックのように色のコントラストを強調
③ “違和感”で引き寄せる
- 普通じゃない表情・構図・オブジェクトを入れる
- 「なんか気になる」と思わせる要素が強い
④ テキストは4文字前後+太字
- スマホでは4~6文字が限界
- 重要な言葉は赤・黄色・黒フチつきで強調
⑤ サムネでタイトルの“続きを感じさせる”
- 例:「人生で一度は…」という文字だけにし、続きを見たくなる心理を狙う
- タイトルとの補完関係があると最強
3. タイトル付けの5つの原則(心理トリガー重視)
原則①:「?」で問いを作る(好奇心)
- 例:「なぜ〇〇は成功するのか?」
原則②:「数字」で具体性を出す(即効性)
- 例:「たった3秒で印象が変わる方法」
原則③:「今すぐ」や「知らないと損」で緊急性
- 例:「今すぐ見てほしい…最新の◯◯」
原則④:「あなた」「僕」「この人」など指示語で当事者化
- 視聴者が“自分ごと”として捉える
原則⑤:「やってはいけない」「伸びない人の特徴」などネガティブ強調
- 不安心理はタップ率に直結する強力な要素
4. Shorts投稿でCTRを高める全体フロー
フェーズ | 対策内容 |
---|---|
投稿前 | タイトルに「問い or 数字 or 指示語」を入れる |
サムネ設計 | 色・余白・テキスト・顔の配置を調整 |
投稿後 | タイトルABテスト(2本比較投稿) or サムネ差し替え検証 |
5. 注意点:タイトルと内容がズレると逆効果
- 釣りタイトルだけで中身が伴わないと視聴維持率が低下し、アルゴリズムに弾かれる
- タイトルとサムネは「魅せてから裏切らない構成」が大前提
著者情報
中丸 菊一
YouTube構成・編集歴40年。YouTube Shortsの分析と実践を重ね、CTR向上のための心理トリガー・視線設計に基づくサムネイル戦略に精通。ブログ「MARUYA328」にてノウハウ公開中。
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