TikTokでは、最初の**1〜3秒で“勝負が決まる”**と言われています。
15秒という短い動画の中で、**どれだけ「伝えて」「印象に残せるか」**が再生数を左右するカギ。
本記事では、TikTokで視聴者を惹きつけるための編集の工夫・構成テクニックを厳選して紹介します。
初心者でも実践しやすい内容で、すぐに再現可能です。
1. 最初の1秒で「問い」や「驚き」を出す
TikTokではスクロールが速いため、導入で興味を引かなければ即スルーされます。
そのため、「問い」や「驚き」の要素が最も効果的です。
例:
- ✅ 「知らないと損する◯◯とは?」
- ✅ 「たった15秒で世界が変わる話」
- ✅ 驚いた表情+音ハメの一言「え!?」
ポイント: テキストだけでなく、表情・SE(効果音)・ズームなどの演出も加えることで引きが強くなります。
2. 編集テンポは“5秒ルール”で切り替える
同じ構図が5秒以上続くと、視聴者は飽きて離脱しやすくなります。
そのため、以下のようなテンポ編集が有効です。
- 構図を切り替える(アップ→引きの画)
- テキスト+エフェクトを追加して視線を誘導
- BGMや効果音のビートに合わせて映像をカット
おすすめ編集アプリ:
- CapCut(無料でテンプレ多数)
- VN(直感的なタイムライン編集)
- Canva(シンプルな構成なら◎)
3. 画面に「動き」を入れる工夫
TikTokはスマホ視聴が基本なので、静止画や長尺のしゃべりは弱いです。
映像に“動き”が加わることで、視覚的な魅力が格段にアップします。
映える演出例:
- 手書き風アニメーション(集中線・エモ系)
- ズームイン・アウト(動的な視点変化)
- 背景エフェクト(波紋・光エフェクト)
4. タイトルテロップは“縦中央寄り”+太字で目立たせる
スマホでは画面上下にUI(説明文・いいねボタンなど)が表示されるため、中央寄せが基本。
さらに「白文字+黒枠」や「黄色太字」などで視認性を高めます。
5. 終わりは「行動導線」でしっかり締める
最後の2〜3秒は“余韻”に使うのではなく、「次へつながる動き」で締めくくるのがベストです。
有効なパターン:
- 「この続きは次の動画で」
- 「保存して後でチェック」
- 「気になる人はプロフィールへ」
6. おすすめの構成フォーマット(15秒用)
時間帯 | 内容 |
---|---|
0〜2秒 | 強い引き(問い・リアクション・目を引く画) |
3〜8秒 | 本題の導入(テロップ+演出) |
9〜13秒 | 解説 or 展開(テンポよく切り替え) |
14〜15秒 | 行動導線(保存・フォロー・続き誘導) |
著者情報
中丸 菊一
映像クリエイター歴40年。TikTokをはじめとした短尺動画に精通し、企業案件から個人クリエイターまで幅広く支援。再生される構成と演出のノウハウをブログ「MARUYA328」で発信中。
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