字幕、タイトル、テロップ──
「なんかダサい」「印象が弱い」そんな悩みの原因は、フォント選びと装飾の工夫不足にあるかもしれません。
この記事では、動画編集をプロっぽく仕上げるための無料フォントと、映える文字装飾のテクニックを紹介します。
すべて商用利用OK・無料で使えるもののみを厳選。初心者から中級者まで即実践できます。
1. 日本語対応のおすすめ無料フォント
コーポレート・ロゴ(Corporate Logo)
- 角が丸く、優しい印象を与える日本語フォント
- 説明系・教育系・企業PRに最適
- 商用利用:OK/クレジット:不要
源ノ角ゴシック(Source Han Sans)
- GoogleとAdobeが開発した高品質ゴシック体
- 読みやすく、字幕・ナレーション向けに最適
- YouTubeの解説動画に多く使用されている実績あり
ニコモジ+
- 親しみやすくポップな見た目
- ゲーム実況・Vlog・日常系動画にフィット
- インパクトとかわいらしさを両立できる
2. 英字系の無料フォント
Bebas Neue
- 太めのサンセリフ体。インパクト大
- タイトル・サムネイル用におすすめ
- 海外のVlogやチュートリアル動画で定番使用
Lobster
- 手書き風のカジュアルなスクリプト体
- 商品紹介・ライフスタイル系に向いている
- 結婚式ムービーや雰囲気重視の場面で効果的
Anton
- 太字かつ視認性が高い、力強い印象のフォント
- スポーツ・エンタメ系の動画に◎
- 説明テロップでも映える万能型
3. 使用例と選び方のコツ
目的 | おすすめフォント | 向いている動画ジャンル |
---|---|---|
読みやすさ重視 | 源ノ角ゴシック, Anton | 解説・教育・ニュース風動画 |
親しみやすさ重視 | ニコモジ+, Lobster | Vlog・ゲーム実況・レビュー |
印象的なタイトルに | Bebas Neue, コーポレート・ロゴ | 商品紹介・PR・インタビュー |
4. 映える文字装飾テクニック3選
ドロップシャドウで立体感を演出
- 背景がごちゃつく映像でもテキストが浮かび上がる
- 白文字+黒シャドウが基本構成
文字間を調整して高級感を出す(トラッキング)
- タイトル文字は少し間を空けて読む余裕を持たせる
- Bebas NeueやAntonで特に効果あり
枠や帯を使ってテキストを固定表示
- 左下に細帯+白文字はTVスタイルの定番
- 説明系・インタビュー動画におすすめ
5. 商用利用の注意点
- 多くの無料フォントでも、再配布・販売・ロゴ利用は禁止の場合あり
- 必ず公式サイトまたは提供元のライセンス表記を確認して使用
- 商標登録された語句との組み合わせには要注意(商品名との併用など)
著者情報
中丸 菊一
映像・音楽クリエイター歴40年。YouTube向け字幕から企業向け映像まで、数千件以上の制作実績を持ち、視認性と訴求力を両立したフォント選びを得意とする。ブログ「MARUYA328」にて初心者向けTipsを発信中。
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