著作権フリー・ロイヤリティフリー・パブリックドメインの違いとは?【2025年最新版】

未分類

「“フリー素材”って書いてあるけど、本当に商用利用しても大丈夫?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?

音楽・画像・イラスト・映像など、ネット上で使える素材にはさまざまなライセンス形態があります。
中でもよく見かけるのが「著作権フリー」「ロイヤリティフリー」「パブリックドメイン」。

この3つの違いを正しく理解することが、安心して素材を使う第一歩です。


1. 著作権フリーとは?

  • 実際には「著作権が消滅している」わけではありません。
  • 著作権者が一定の条件で「自由な利用を許可」している状態。
  • 利用規約や範囲は制作者やサイトによって異なります

🔹 例:DOVA-SYNDROME、甘茶の音楽工房など


2. ロイヤリティフリーとは?

  • 「一度料金を支払えば、その後の使用回数に制限がない」ライセンス形態。
  • 使用範囲(商用・非商用)、再配布、クレジット表記などはライセンス契約に準ずる
  • サブスクリプションや有料購入が多い。

🔹 例:Artlist、PIXTA、Adobe Stockなど


3. パブリックドメインとは?

  • 著作権が完全に消滅した、または最初から存在しない素材のこと。
  • 誰でも自由に利用・加工・配布できる。商用利用も原則自由。
  • 日本では著作権の保護期間が「著作者の死後70年」で満了する。

🔹 例:ベートーヴェンの楽譜、明治以前の浮世絵、Pixabayの一部画像


4. 違いを比較表で整理

比較項目著作権フリーロイヤリティフリーパブリックドメイン
著作権の有無ある(許可制)ある(契約制)なし
利用料無料が多い有料/サブスク完全無料
商用利用要確認ライセンス次第原則OK
再配布多くはNG契約によりNGOK(条件なし)
クレジット表記要求される場合あり多くは不要不要

5. 利用前に必ず確認すべきポイント

✅ 商用利用OKか?
✅ クレジット表記は必要か?
✅ 再配布・加工は可能か?
✅ 解約後の利用条件(ロイヤリティフリーの場合)


6. トラブルを避けるためのアドバイス

  • 「フリー」と書いてあっても、必ず利用規約やライセンス契約書を確認しましょう。
  • 「パブリックドメイン」もサイトによって定義が異なる場合があるため、出典が明確な素材を使うのが安全です。
  • 信頼できる素材サイト(文化庁/JASRAC非管理音源など)を活用するのがおすすめです。

FAQ(よくある質問)

Q. パブリックドメインは加工して販売してもいいの?

→ 原則OKです。ただし、第三者が権利を主張していないかは確認が必要です。

Q. ロイヤリティフリー音源をYouTubeで使ってもいい?

→ 契約内容によります。収益化可能かどうかも事前にチェックしましょう。

Q. 著作権フリーのBGMをSNSで使うとき注意点は?

→ クレジット表記や商用不可の可能性があるので、利用規約を確認しましょう。


著者情報

中丸 菊一
映像・音楽制作歴40年。著作権関連の指導・執筆も行い、動画クリエイター向けに安全な素材利用を解説するブログ「Momopla」を運営中。

コメント

Translate »